「色絵 JAPAN CUTE!」展 出光美術館
2018年1月18(金)〜3月25日(日)
出光美術館で開催されている「色絵 Japan CUTE !」展に先日行ってきました。
ポスターを見るだけでも「かわいい♡」って感じですが、公式ホームページの説明を抜粋すると……「色絵」とは古九谷、柿右衛門、鍋島といった磁器や仁清、乾山が手がけた京焼など、江戸時代に豊かに花開いたカラフルなやきもののことで、贈物に多く使われた鍋島に宿る繊細な<季節感>、古九谷の流行に敏感な<ファッション性>、京焼を飾る<かわいらしさと文学性>、欧州の王侯貴族など、世界を魅了した柿右衛門・古伊万里の<色鮮やかさとデザイン力>――日本文化の多彩な特性を映し出す、絢爛として愛らしい色絵の世界が楽しめます……とあります。
藍色、赤色、緑色、黄色、金色といった色鮮やかな絵付けに、趣向を凝らした細工の陶磁器は私たちが季節を愛で、ハレの日・お祝い事などを祝う気持ちを形にした可愛いらしく、面白く、美しくウキウキとしたものばかり。「色絵」を通じ江戸時代、さらには陶磁器の世界の豊かさを感じることができます。
また、出光美術館の作品解説は読んで詩的で美しく、その世界をより一層味わい深くしてくれます。
個人的には古九谷の大胆で鮮やかなデザインのものや、海外の釜で「色絵」を模して作られたものが面白かったです。イギリスの釜のものは特にかっちりと作られていて、イギリスっぽい!とつい口をついてしまいます。笑
さらに、大大大おすすめの波山の作品もいくつか見られます!
〝幸せのおすそ分け〟的「CUTE !」なこちらの展覧会、残りわずかの3月25日(日)までです。桜もほころび始め散歩も気持ちよい季節に、皇居そばの出光美術館に出かけるなら今がグットタイミングです!(花粉が気になる方は鑑賞後に休憩スペースのソファーに座って、大きなガラス越しに春の皇居を眺めるだけでもほっこりできます♡)
展覧会に触発されて、リーズナブルな骨董のお皿を買ってしまいました。
ちょっとウキウキです。 (サ)
●展覧会の予習復習にオススメ(出光美術館のミュージアムショップでも販売しています)
『かわいいやきもの』(柏木麻里著、東京美術刊)に登場する作品も何点か見ることができます。印刷では伝わらない本物のかわいらしさ、色の美しさ、存在感、是非とも会場に足を運んで観てみてください。上の画像は『かわいいやきもの』の一部です。ほかに「色絵菖蒲文大皿」「彩磁玉葱形花瓶」「色絵柴垣桜花文向付」「色絵菊花文透彫六角鉢」なども展示されています。
*画像・書名はアマゾンにリンクしています
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