東京ステーションギャラリーは東京駅に併設されており、駅の北口改札を出てすぐの右手にガラス張りの入り口があります。
最初にエレベーターで三階へ上がり回遊しながら展示を鑑賞できるようになっています。
特徴ある企画展が期待できる美術館で、先日まで行われていた『「鉄道絵画発→ピカソ行き」コレクションのドア開きます展』はこちらの美術館の収蔵品を初めてまとめて公開した展示でした。近・現代作家のものが多く、鉄道絵画→都市と郊外→人→抽象と鑑賞し、そしてピカソです。
大型作品が多く、至近距離で現代アートや巨匠ピカソを鑑賞でき、見ごたえは十分なものでした。
また、この美術館の見どころの一つが創建当時の構造レンガの壁がむき出しで使われているところです。空襲の火災で焼けてしまった「木レンガ」のある壁や、改装以前の建物から移築した「ステンドグラス」「シャンデリア」などの調度品も回遊しながら鑑賞できます。さらに、ギャラリーを出た回廊には東京駅の建物の変遷がわかる展示や創建当時の建材なども展示され全体を通じて美術だけではなく建築や歴史も感じられる空間は時間を忘れて不思議とリラックスできます。
ギャラリーショップも他の美術館にはない鉄道モチーフのグッズも沢山有ります。ショップにはギャラリーからのみ入れるようになっているのでここならではのお土産があって見てるだけでも楽しいですよ。
先日担当させていただいた図録兼書籍の『まるごと東京ステーションギャラリー—東京駅のなかの美術館』にも詳しく載っています。
撮影OKの場所も多くあったり、建物の特徴を解説するツアーもあるようなので、春休みに子供連れで出かけても楽しそうでオススメです。 (サ)
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