事務所OPEN 2年の今だからなぜ folio という名前なのか……

(画像はwikipediaより)

Folio は、全紙を1回折った本の判型をいい、2゜と略記します。1623年に出版されたシェイクスピアの初版戯曲作品集はフォリオ版で「ファーストフォリオ(wikipediaへリンクしています)と呼ばれています。

なぜ、本の判型の名称である  Folio を社名にしたかというと、私たちの師匠である鈴木堯に対する私たちなりの答えだったのです。

鈴木から最初に教えてもらったのは、本の基礎は「折」で、折丁を重ね糸でかがることで1冊の本ができるということでした。鈴木が子ども時代に、小学校で配られた一枚の紙を折って教科書をつくったこと、一枚の紙が本になるということに感激した、という思い出話も一緒にしてくれたことが印象的でした。私自身も若い頃に友人に頼まれたチラシの仕事で、文字量のあまりの多さに頭を悩ませた時に「折って」ページをつくることでうまく対応できた経験などもありました。

グーレンベルグが活版印刷に成功し印刷本がつくられ、進歩して現在に至ります。そんな本をつくることに携わる会社として基本を忘れず、奢ることなく、日々コツコツと仕事をしていくという気持ちを持ち続けたいという思いから designfolio [デザインフォリオ]を社名としました。

1冊1冊経験を重ね、次に継ぐような仕事をしていけたらと思っています。   (サ)

師匠、鈴木堯の略歴
鈴木 堯(すずき たかし)
1939年福島県生まれ。1965年桑沢デザイン研究所卒業。同年、東京大学出版会入社。1969年プリンストン大学出版部でP.J.Conkwrightに師事、ブックデザインとタイポグラフィを学ぶ。1986年ブックデザイン展を開く(ブックガーデン春日部店・他)。1990年デザイン事務所タウハウス設立(TAUHAUSは2015年10月で解散しました)。2004年ブックデザイン展(Takashi Suzuki+Tauhaus 1990-2004)を開く。
受賞:ライプチッヒブックデザイン銀賞。AAUP(アメリカ大学出版部協会)ブックショウ入選。他。

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